茶道で極める「日日是好日」

樹木希林さんが出演している映画
「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」

この言葉は禅の言葉。
作者は「森下典子」。茶道の話でした。
映画も見、本も読みました。
しみじみ感じるものがありました。

映画のリーフレットから
「季節のように生きる。
雨の日は雨を聞く、
雪の日は雪を見て、
夏には夏の暑さを、
冬は身の切れるような寒さを。
五感を使って、
全身で、
その瞬間を味わう。」

いいですね~。
いまさら茶道を習おうとは思いませんが、
お茶を通して
自然を五感で感じるのもいいな、
と思いました。

同じことの繰り返しが幸せ

森下典子 著「日日是好日」から
お茶のお稽古の先生の
新年恒例の初釜での挨拶。

「こうしてまた初釜がやってきて、
 毎年毎年、同じことの
 繰り返しなんですけど、
 でも、私、最近思うんですよ。
 こうして毎年、
 同じことができることが
 幸せなんだって。」

ずっと何かに取り組んで、
何十年も同じことをやってきた人の
実感のこもった言葉。
同じことの繰り返しが幸せ・・
ホントそう・・って思いました。

お茶はまず「形」から。
先に「形」を作っておいて、
後から「心」が入るもの。
「形」ができたら、
ひたすら五感に「心」をすます。

季節ごとに変わるお点前。
床の間の茶花や掛け軸。
季節の和菓子。
季節の変化を楽しむのがお茶。

お茶やお花は自分づくり、
とは思っていましたが、
やっぱり奥が深そう。
日本に生まれてやっぱりよかった・・