孤独だから寂しいのではない、寂しいって複雑

だいぶ昔のOZという雑誌に、
寂しさについて、
次のようなことが書かれていました。

寂しいって、
自分が孤立していたり、
孤独なときに感じること。

でも、寂しい気持ちは、
ひとりでいるときだけでなく
人といるときにも感じるもの。

寂しい気持ちは
ひとりだからというより、
やるべきことがみつからない、
あるいは、やるべきことができていない
というときに感じることが多いようです。
・・・

確かにそのとおりかも、と思いました。
ひとりでも生活が充実していれば、
寂しさを感じるヒマなんて
ないのかもしれません。

ふたりだから、思い通りに進まない
こともあるかもしれません。

私のことで考えてみても、
孤独なのはいつものこと。
人といると
いつのまにか気を遣って疲れるので、
人とはなるべく
距離を置くようにしています。
私は孤独が嫌いではありません。
それでも
寂しいと感じるときがあります。

でも、不思議なことに、
寂しいって感じるときも、
人に近づきたくなるわけではありません。
人と会えば、
確かにその場の寂しさは
まぎれるのでしょうが。

私の場合、寂しいと感じるときは、
何かやりたいと思っても
それが見つからないとき、
やらなければいけないことがあるのに
それができていないとき、など。
とにかく、
自分の思いどおりにいっていないとき
が多い気がします。

心に隙間があると、
そこに寂しさが入り込んでくる。

大勢の中にいてもひとり。
ふたりでいても寂しい。

ヒトの気持ちは複雑ですね。