ドイツの火を使わない夕食「カルテスエッセン」

「カルテスエッセン」とは、
ドイツの伝統的な夕食スタイル
「冷たい食事」のこと。
火を使わずに作れる簡単な食事で、
働く女性にとっても優しい。

火を使わない簡単な食事とは、
切るだけのパンやハムやチーズやサラダ。
文字どおりの「冷たい食事」。

ドイツでは働いている女性が多く、
女性の家事への負担を減らすために、
この冷たい簡単な食事で
夕食で済ませることが多いそうです。
ドイツ人にとって、
メインはお昼ご飯だとか。

カルテスエッセンの魅力は
夕食づくりの大幅な時間短縮。
決まったものしか買わないので、
食費の節約にもなります。
献立に悩む必要もなくなります。
お鍋もつかわないから、後片付けも簡単。
軽い夕飯は、胃への負担が減って、
夜もぐっすり。

ダイエットしたい人や
時間のない人にもぴったり。

シンプル生活をしたい人には、
試してみる価値ありですね。

1日1食はいいことづくめ

本屋に行くと、
「1日1食」を勧める本を見かけます。

有名人や優秀な人には少食な人が多い
食べない方が体にはいい
食べない方が頭が冴える、とか・・・
断食(ファストティング)も勧めています。

食べない工夫が大事。
お腹が減るほど健康になる。
空腹を楽しめ。
空腹感を幸福感にしてしまえ。

「1日1食」
確かに、食べる量が少ないから、
食べる物にはこだわるようになります。
そこに楽しみも生まれます。
痩せられるし、
無駄遣いも減ります。

食べない幸せ・・・
たまに食べる幸せ・・・

「食べなければ、働く必要もない。」
ヘンリー・デイビット・ソローも言っています。
生きていくのに必要な食料はほんの少し。
食費もほんの少しでいい。
たくさん食べる必要がなければ、
あまり働かなくても暮らしていける。

つらい大変な仕事があるせいで、
すぐ傍らにある、
この素晴らしい世の中に目がいかない。
スリムな体、冴えた頭があって、
素晴らしいこの世界を見ることができたら、
確かに人生変わりますね。

「小食は最高の開運法」
小食はいいことづくめ。
健康も人生も、
きっといい方向に向かいそう。

小さく稼いで小さく暮らす

若いころからバリバリやる気が
あった訳ではありませんが、
地味なことでも何かに取り組んで、
何かを成し遂げられたら・・・と
密かに思っていました。
でも今になってみると、
まだ何も成し遂げていない。
これから先に
何かを成し遂げる見込みもない。

でも代わりに、平穏な暮らしに
満足できるようになってきました。
それで充分幸せだと感じることができる。

今の目先の目標は、
「小さく稼いで小さく暮らす」こと。

小さく稼ぐのは少し横においておいて、
小さく、楽しく、豊かに、
暮らしていくことを模索中です。

生活を小さくするということは、
お金をかけずに生活するということ。

でも生活の質も落としたくない。
気持ちが貧しくなるのもイヤ。

私の場合、
お金をかけない生活をするに当たって
一番のポイントは
「食べる」ことかなぁって思っています。

おいしい幸せは手放さない

生活を小さくして自由に生きる。
でも節約だけの生活はつまらない。
節約生活の中で、
「食べる」ことは変動率も高く、
とっても重要な存在。

高級なレストランや料亭で、
高いお金を払って食べる御馳走は
確かにおいしい。
記念日やお祝いに
イベントとして食べるのは
それなりに意味がある。
でも、そんなご馳走を
毎日食べたいわけではありません。

私には毎日食べたいと思う
ご飯があります。
それは、和風旅館にでる朝ごはん。
炊き立ての白飯に、あつあつのお味噌汁、
卵焼きに、焼魚、そしてお漬物。
それで十分。
毎日食べても飽きないし、
素朴で、とってもおいしいと思える。

日常のご飯に「おいしい」がある。
おいしいご飯を食べることは
まさに「幸せ」。

「食べる」を自分のものにして、
お金をかけなくても
「おいしい」を手に入れたい。

食べることは生きる基本。
とっても大事なことです。
栄養が不足すると、
必ず体に悪い影響がでます。

でも、若いときは、
そんなこと気にもしませんでしたし、
実際に、どんなに不摂生をしても、
大丈夫でした。
でも間違いありません。
その影響は、歳とともにでてきます。
食事は大事。
私たちの体は、
毎日食べる食事からできています。

「おいしい料理を手間ひまかけて」

どうせ食べるなら、おいしいものを。
自然の素材を、手間ひまかけて、
おいしくいただく。
特に旬のある食材には、
パワーがあります。

料理にかける手間ひまも
楽しさに変えられたなら。
そうして、生活の質を落とさず、
どこまで安く生活できるか。
それは楽しみにもなります。

自分の幸せを見極める ~ルーティーンとちょっとの贅沢

「FIRE」
(The Financial Independence,
Retire Early)
極度の倹約とシビアな投資により
若いうちに貯蓄して、
会社を早期リタイア、
働かないで自由な人生を生きること。

「FIRE」ムーブメントの始祖となった
ピーター・エイドニーは、
「幸せはさほど高価なものではない」
と語っています。

自分の生活の中で、
本当に必要なものを見極められれば、
あとは実行するだけ。

何が自分にとって幸せなんだろう・・・
考えますよね。
すでに大きな夢や目標に
向かっている人は
きっと幸せですよね。
でも、結局 私には、今まで
そういうものはできませんでした。

私の場合、今後の生活を考えると、
中途半端にお金があっても
お金の使い方は
変わらないんではないかと思います。
ついつい持ち前の
貧乏くささがでてしまい、
「今だ!贅沢するのは!」って
思っても
結局「もったいない」って
思ってしまって
思い切ってお金が使えない。

将来に渡っての安心が見込まれる
莫大なお金が目の前になければ、
きっと今後もそれは
変わらないでしょう。
育ちや性格というのは
そういうものですよね。
そんな私だからの幸せが
きっとあるんだと思います。

それなりの年齢になって、思います。
「ルーティーン的な生活が
私の心の安定」
そして、たまには
「少しの贅沢」をすること。
それが私の幸せ、かなと。

毎日を、季節ある1年を、
決まったルーティーンの中、
明るく暮らしていく。
繰り返しの日常では倹約を心掛け、
たまには、おいしいものを食べに行く。
そして、ときどきは遠くへ旅する・・・。
それがちょっとの贅沢。

有名になったり、成功をおさめたりする
何者にはなれなくても、
幸せだと感じられるようになれたら、
とてもステキなことですよね。