「足るを知る」天下とっても2合半

「起きて半畳、寝て1畳、
 天下取っても2合半」

どんなに広い家に住んでいても、
起きているときは
半畳のスペースがあれば充分だし、
寝るのにも 1畳あれば充分である。
いくら天下を取っても、
1食に2合半以上の飯を
食うことはできない。

多くのものを手に入れても、
結局すべては使うことができない。
人間が生きていくのに、
それほど多くのものはいらないということ。

そう思うと気楽ではありませんか。
人生にそんなに多くのものは
必要ではないんです。
なにをそんなに
あくせく働く必要があるでしょうか。
「足るを知る」です。

長い出張や旅行に
持っていく荷物を整理するとき、
必要な物って、意外にそんなにないんだと
思ったことはありませんか。
本当に必要な物って、
とても少ないんです。

足るを知って、あとは楽しみましょう。
嫌なことをがんばってやる必要なんて
本当はそんなにないんです。
逃げることは悪いことではありません。

逃げるというもの正しくありませんね。
目指しているものが違うだけです。
いる場所が違うだけ。

気持ちひとつで、気負いを軽く。
せめて 気持ちだけでも少し軽く。