芥川龍之介のことば
「人生を幸福にするためには、
日常の瑣事(さじ)を
愛さなければならぬ。」
瑣事とは、些細な日常のこと。
ホントにそうですよね。
人生において、大きな幸せなんて
そうそうあるものではありません。
芥川龍之介のことばであるがゆえに、
なおさら意味深く感じますが、
実はこのことば、そのあとには、
もっともっと意味深な文章が続き、
全体の意味するところは、
もっともっと奥深くなっています。
「瑣事を愛するものは
瑣事の為に苦しまなければならぬ。」
何事にも相反する側面があり、
その側面にも積極的に
関わりあっていかなければならない、
ということでしょうか。
でも、それは置いておいて、
私には、冒頭のことばだけで十分。
幸福とはどういものか。
人生とはどういうものか。
考えさせられます。