ローラの大草原の小さな家の暮らし

だいぶ昔 NHKでやっていた
「大草原の小さな家」。
開拓者一家の生活の記録を
ローラ・インガルス・ワイルダーが
物語にしたものです。

ローラたちの生活は、基本自給自足。
何もないところに自分たちで家を建て、
大地を耕して作物を育て、
限られた食糧をやりくりして
家族の喜ぶ食事を作りました。
電気も水道もないなか、
家事はどれも一日仕事。
洗濯、針仕事、掃除、パン焼き、
保存食づくりなど、
曜日を決めてこなしました。

生活はもちろんたいへんだったでしょうが、
足りないものは工夫で補い、
母さんは、楽しみながら家事を行いました。

家事はいつ頃から わずらわしいものに
なってしまったのでしょうか。

家事はいつの時代もめんどうです。
でも、家事を嫌なことととらえると、
ホントに何のために生きているのか
わかりませんよね。
生活していくことそのもののが
生きることの意味。
与えられた環境のなか
喜びを見つけ、
日々楽しく生きていかないと。

今は、便利になり、
自由な時間がたくさんでき、
楽しいものがたくさんあります。
一方で幸せ。一方で不幸なのかも。

でも、選択する自由はあります。
何を楽しみとするかは
自分で選べるんですよね。

思い通りに生きる~ターシャ・テューダーの生き方

ターシャ・テューダーは
アメリカの代表的な絵本作家。
57歳のとき
バーモント州の小さな町のはずれに
広大な土地を手に入れ、
自給自足の一人暮らしを始めました。

ターシャも
ソローのウォールデン湖のほとりでの
自給自足の暮らしに
大きく影響を受けていたそう。
それを実践して貫いたのがステキです。

ターシャは、バーモントで
一日の大半を草花の手入れに費やし、
昔ながらのスローライフな生活を
楽しみました。

コーギー犬が良きパートナーで、
他にもニワトリなどの動物たちも一緒でした。
そのため、家と庭の一帯は
「コーギー・コテージ」と呼ばれました。

暖炉とベッドとロッキングチェアー、
電気などは最小限にして、
薪オーブンを備え、
古い道具を使う
昔ながらの生活を実践しました。

料理も大の得意。
山羊の乳を搾ってバターを作り、
庭でとれた果実でジャムを作ったり、
パイやクッキーを焼いたりしました。
料理の秘訣は「近道を探さないこと」。

夕方4時半頃、庭先のポーチで
お茶を飲むのが日課だったそう。

昔ながらのドレスやエプロンを
手作りしたり、
人形を作ったり、
周りの草花や動物達を
スケッチしたりもしました。

やりたいことだけをやる生活。
毎日わくわくする生活。
憧れを57歳から実践して
叶えてしまうなんて、
まだまだ夢をあきらめてしまうには
早いのかもしれません。

ドイツの火を使わない夕食「カルテスエッセン」

「カルテスエッセン」とは、
ドイツの伝統的な夕食スタイル
「冷たい食事」のこと。
火を使わずに作れる簡単な食事で、
働く女性にとっても優しい。

火を使わない簡単な食事とは、
切るだけのパンやハムやチーズやサラダ。
文字どおりの「冷たい食事」。

ドイツでは働いている女性が多く、
女性の家事への負担を減らすために、
この冷たい簡単な食事で
夕食で済ませることが多いそうです。
ドイツ人にとって、
メインはお昼ご飯だとか。

カルテスエッセンの魅力は
夕食づくりの大幅な時間短縮。
決まったものしか買わないので、
食費の節約にもなります。
献立に悩む必要もなくなります。
お鍋もつかわないから、後片付けも簡単。
軽い夕飯は、胃への負担が減って、
夜もぐっすり。

ダイエットしたい人や
時間のない人にもぴったり。

シンプル生活をしたい人には、
試してみる価値ありですね。

1日1食はいいことづくめ

本屋に行くと、
「1日1食」を勧める本を見かけます。

有名人や優秀な人には少食な人が多い
食べない方が体にはいい
食べない方が頭が冴える、とか・・・
断食(ファストティング)も勧めています。

食べない工夫が大事。
お腹が減るほど健康になる。
空腹を楽しめ。
空腹感を幸福感にしてしまえ。

「1日1食」
確かに、食べる量が少ないから、
食べる物にはこだわるようになります。
そこに楽しみも生まれます。
痩せられるし、
無駄遣いも減ります。

食べない幸せ・・・
たまに食べる幸せ・・・

「食べなければ、働く必要もない。」
ヘンリー・デイビット・ソローも言っています。
生きていくのに必要な食料はほんの少し。
食費もほんの少しでいい。
たくさん食べる必要がなければ、
あまり働かなくても暮らしていける。

つらい大変な仕事があるせいで、
すぐ傍らにある、
この素晴らしい世の中に目がいかない。
スリムな体、冴えた頭があって、
素晴らしいこの世界を見ることができたら、
確かに人生変わりますね。

「小食は最高の開運法」
小食はいいことづくめ。
健康も人生も、
きっといい方向に向かいそう。

自分の幸せを見極める ~ルーティーンとちょっとの贅沢

「FIRE」
(The Financial Independence,
Retire Early)
極度の倹約とシビアな投資により
若いうちに貯蓄して、
会社を早期リタイア、
働かないで自由な人生を生きること。

「FIRE」ムーブメントの始祖となった
ピーター・エイドニーは、
「幸せはさほど高価なものではない」
と語っています。

自分の生活の中で、
本当に必要なものを見極められれば、
あとは実行するだけ。

何が自分にとって幸せなんだろう・・・
考えますよね。
すでに大きな夢や目標に
向かっている人は
きっと幸せですよね。
でも、結局 私には、今まで
そういうものはできませんでした。

私の場合、今後の生活を考えると、
中途半端にお金があっても
お金の使い方は
変わらないんではないかと思います。
ついつい持ち前の
貧乏くささがでてしまい、
「今だ!贅沢するのは!」って
思っても
結局「もったいない」って
思ってしまって
思い切ってお金が使えない。

将来に渡っての安心が見込まれる
莫大なお金が目の前になければ、
きっと今後もそれは
変わらないでしょう。
育ちや性格というのは
そういうものですよね。
そんな私だからの幸せが
きっとあるんだと思います。

それなりの年齢になって、思います。
「ルーティーン的な生活が
私の心の安定」
そして、たまには
「少しの贅沢」をすること。
それが私の幸せ、かなと。

毎日を、季節ある1年を、
決まったルーティーンの中、
明るく暮らしていく。
繰り返しの日常では倹約を心掛け、
たまには、おいしいものを食べに行く。
そして、ときどきは遠くへ旅する・・・。
それがちょっとの贅沢。

有名になったり、成功をおさめたりする
何者にはなれなくても、
幸せだと感じられるようになれたら、
とてもステキなことですよね。